ベビーマッサージ
ベビーマッサージ
現在赤ちゃんに良いとされるものは沢山紹介されています。「ベビーマッサージ」もそのうちの1つです。でもどのようにすればいいの?どんな効果があるの?と実際にはよくわからないという声を耳にすることも多いです。
まず始めにお伝えしておきたいのは、ベビーマッサージは大人が受けるようなマッサージとは違います。赤ちゃん向けの本格的なマッサージや医療行為ではありません。以前、日本でベビーマッサージを受けた後に赤ちゃんが死亡するという悲しい事件が起こりましたが、基本的にレッスン中に講師が赤ちゃんをマッサージすることはなく、受講者が行います。事件は医療従事者の資格をもたない講師が直接赤ちゃんをマッサージした事で起こりました。
本来は赤ちゃんとのスキンシップとして楽しむためのものであり、ベビーマッサージ=危険行為ではないのでご安心ください。
ベビーマッサージでは、赤ちゃんに声をかけながら優しく肌に触れていきます。「触れる(タッチング)」という行為は医学的にも様々な効果が実証されています。また、看護技術の1つにもなっており、患者さんの痛みや不安軽減、ストレス緩和などの効果があります。
もし赤ちゃんが泣いたら、抱き上げて声をかけながら優しく背中をトントンと叩いたり、軽く揺らしてあげると泣き止んだ経験はありませんか?このような行為の延長にベビーマッサージがあると考えてみて下さい。赤ちゃんは触れられることが大好きです。ベビーマッサージでは大好きな家族の優しい眼差しを感じ、心地の良い声を聴きながら手の平の温かさを全身に感じていきます。こうしてリラックスした赤ちゃんをみて、マッサージを行う家族も優しい気持ちになり、リラックスしていきます。これが一番の醍醐味で、こうしたスキンシップを重ねていくことでオキシトシンというホルモン(別名:愛情ホルモン)が分泌されたり、様々な効果が得られます。
他にはどんな効果が期待できるのでしょうか…?
◇ 最大の感覚器である皮膚への刺激で脳の発育を促します。
◇ よく眠るようになる。
◇ 便秘が改善した。
◇ 運動機能が高まる。
◇ 絆を深め赤ちゃんとの信頼関係が深まる。
◇ 赤ちゃんの異常を察知できる。
ベビーマッサージの効果を調べようとすると、だいだい上記した内容がでてくると思います。生まれてまもない赤ちゃんは、触れられる(マッサージ)という触覚への刺激と共に、視覚や聴覚からも刺激を受けます。この刺激が赤ちゃんに沢山の変化を与えてくれます。どれも直後に効果を感じられる内容ではありませんが、長く続けることで必ず実感できると思います。また、マッサージをしながら赤ちゃんとじっくり向き合うことで、赤ちゃんの小さな変化を察知しやすくなります。
では実際にどのようにマッサージをしていくのか次回お伝えしていきますね。