妊娠中のスキンケアで気をつけたいこと

妊娠中のスキンケア


妊娠中のスキンケア

妊娠中のスキンケアについて

妊娠中の肌は敏感で、紫外線からのダメージを受けやすくなっています。この時期、色素沈着もしやすいですので、出来るだけ日焼けをしないように心掛けて、直射日光から肌を守るようにしましょう。

外に出るときにサンスクリーン(S P F15~25程度)を塗るのは必須です。それだけでなく、室内にもUVA波が窓を通して入ってきます。家の中だからと油断せずに、朝起きたら乳液タイプの刺激の少ない日焼け止めを塗るのを習慣にしたいものです。

紫外線について

スキンケア

紫外線には主にA波(UVA)とB波(UVB)があります。UVA波というのは紫外線の90~95%を占める光で、皮膚の真皮まで届く紫外線です。曇りの日でも、家の中にいても窓を通して光が入ってきて、シミやしわの原因になり肌の老化を進めます。UVB波は、皮膚の表面にダメージを与え、日焼けを引き起こす光です。肌が赤くなって軽い火傷のような状態になることもありますので、海や山など紫外線が強い場所に長時間出かけるときは、気を付けなくてはいけません。

サンスクリーンについて

日焼け止めクリームやローションにはSPF(Sun Protection Factor)の数字が書いてあります。SPF2~70と幅は広く、どのくらいの数字を付けたらいいのか迷ってしまうところです。人の肌がUVB波の影響を受け始める時間は15~20分くらいと言われていますので、SPF20を付けた場合は15分x20=300分(5時間)は日焼けを防げるという訳です。ただし、日焼け止めの効果を長時間(8時間~12時間など)表示してある製品を付ければ安心という訳ではありません。これはUVB波(日焼け)に対しての効果を表示したものですから、シミになる可能性のあるUVA波に対する効果はもっと短いので、少なくとも2時間ごとには塗り替えるようにして下さい。また、香料の強い物やアルコール成分を含んでいるものは刺激が強いので、出来るだけ避けるようにしましょう。

サンスクリーンを塗っても安心せずに、紫外線の強い午前10時から午後3時頃までは、出来るだけ外出を控えたり、帽子をかぶったり、日陰にいるようにして、出来るだけ日焼けをしないように気を付けましょう。

肌の状態を良くするためには体にも栄養が必要です。水をしっかり飲み、ビタミンC、ビタミンB6などの栄養を取りましょう。そして、肌が乾燥しないように、刺激の少ないローションや乳液などで保湿しましょう。室内が乾燥している場合は、加湿器を使うのもいいでしょう。

妊娠中に時々皮膚が痒くなることがあります。ホルモンバランスの乱れや免疫が少し弱くなることから見られる症状です。保湿をすることで良くなる場合もありますが、もしもかゆみが強くなり発疹が悪化したら、我慢したり自己判断で解決させないで、産婦人科か皮膚科を受診して、症状に合った薬を処方してもらうようにしましょう。

産後数日もまだ肌が敏感な状態ですから、紫外線から皮膚を守って、保湿をしっかりするようにして下さい。

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執筆者について

Junko@momijimom

日本正看護師免許
ハワイ州正看護師免許
カリフォルニア州正看護師免許
ラマーズ公認チャイルドバース・エデュケーター
ラクテーション・エデュケーター/カウンセラー