出産する病院
出産する病院
「妊娠したら、何からやれば良いのですか?」と聞かれたら、すぐに「まずは担当の産婦人科医を決めてください。」と答えています。
日本では、出産する病院と産婦人科医が同じ場所にいる場合が多いですが、アメリカでは産婦人科医はクリニックで診察し、出産の時にはクリニックから病院に駆けつけるというスタイルが普通です。(カイザー病院など異なる場合もありますが。)お住まいの周辺に、何人かの産婦人科医がいる場合、まずはそのドクターがご自分の持っている保険を受け付けているかどうかを確認してください。日本では、保険を持っていればどこの病院にも行けますが、アメリカの場合、自分の持っている保険が使えないクリニックや病院にかかった場合、高額な医療費が請求されます。
また、出産後にすぐ母乳育児を始めたいと思っている場合は、母乳育児を推奨している病院(Baby friendly hospital)を選ぶと、必要以上に赤ちゃんにミルクを与えられたりすることはなく、母乳育児の専門家やナースたちがおっぱいの与え方を指導してくれます。
無痛分娩を希望する場合は病院を選択することになりますが、特に妊娠中に問題がなく、普通分娩を希望する場合は、病院だけでなく助産院や自宅を選択して、助産師の元で出産するという方法もあります。更に、自宅出産の場合でも、居間や寝室で出産することもあれば”水中出産”という特殊な出産スタイルを選ぶこともできます。出産時にドウーラ(Doula)と呼ばれる出産のサポートをする資格を持った女性を雇うというのもアメリカでは割とポピュラーなことです。
出産はお二人にとって、とても素晴らしい、人生にとって大事な出来事の一つです。どのような出産にしたいのか、よく話し合って、その上で出産する場所や方法(スタイル)を決めるようにしてくださいね。